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T.M.Semkow*; D.G.Sarantites*; K.Honkanen*; V.Abenante*; L.A.Adler*; C.Baktash*; N.R.Johnson*; I.Y.Lee*; 大島 真澄; Y.Schutz*; et al.
Physical Review C, 34(2), p.523 - 535, 1986/00
被引用回数:40 パーセンタイル:87.19(Physics, Nuclear)91MeVFイオンによるSn(F,4n)反応を用いて、Prのイオンビーム核分光学的研究を行った。2個の正パリティバンドと1個の負パリティバンドが最高スピン59/2まで観測された。クランクト・シェル・モデル計算との比較により回転バンドの同定を行った。これらのバンドで見られる第1のバックベンドは2個のh2陽子のアライメントによるものと解釈された。h2陽子により作られる負パリティバンドのバックベンド周波数が大きいことはh2軌道の陽子によるブロッキング効果と解釈された。この核はプロレイトに近い変形を持っているが、陽子のアライメントがガンマ変形(~+10°)を引き起こすことがわかった。更に正パリティ及び負パリティバンドについて各々第2のバックベンド,アップベンドが観測された。それらはh2中性子のアライメントによるものと思われる。